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生成AIの利活用に関する研究活動ガイドライン(学生・教員対象)

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生成AIの利活用に関する研究活動ガイドライン(学生・教員対象)

1.目的
 本ガイドラインは、本学における研究活動において、生成AIを適切に利活用するとともに、その特性および限界を理解し、研究の信頼性、透明性および再現性を確保することを目的として定める。
 あわせて、研究倫理の遵守および機密情報の保護を図ることを目的とする。

2.基本方針
 1. 研究活動は、研究者自身の責任に基づき実施されるものであり、その成果は本人の主体的な知的活動に基づくものでなければならない。
 2. 生成AIは、研究活動を補助する手段として利活用するものとし、研究の本質的部分の代替として使用してはならない。
  ※ ここでいう「代替」とは、仮説の構築、分析の判断、結論の導出等の中核的研究過程を研究者自身が担っていない状態を指す。
 3. 生成AIを利活用した場合は、その利用状況を適切に管理し、必要に応じて開示できる状態としなければならない。
 4. 生成AIの利活用の可否および範囲は、研究分野、研究段階および共同研究契約等により異なるため、関係規程および関係者との合意に従うものとする。

3.利活用の範囲
(1)利活用が認められる例
  以下の用途については、研究の質の向上を目的として補助的に利活用することができる。
• 研究アイデアの発想補助(関連論点の整理、多角的視点の取得)
• 文献調査の補助(検索語の生成、関連分野の把握)
• 文章の校正(誤記の修正、表現の改善)
• 翻訳の補助(外国語論文の読解支援)
• プログラミング支援(コード理解、デバッグ支援等)

  ※利活用にあたっては、内容の正確性について研究者自身が確認および検証を行うこと。

(2)原則として認められない例
  以下の行為は、特段の理由がない限り認められない。
• 論文本文の主要部分を生成AIに作成させること
• 仮説設定、分析結果の解釈、結論の導出を生成AIに依存すること
• 研究成果の独自性を損なう形で生成AIを利用すること
• 査読付き論文等において、生成AIの関与を適切に開示しないこと

(3)研究目的としての活用
  生成AIの活用自体を研究対象とする場合は、本ガイドラインの一般的制限にかかわらず、研究計画および倫理審査等の手続きに従うものとする。

4.禁止事項
 研究活動において、次に掲げる行為を行ってはならない。
• 生成AIの出力を検証せずに研究成果として公表すること
• 生成AIを用いてデータの捏造、改ざんを行うこと
• 生成AIを介した既存著作物の盗用、および類似性の確認を怠ること
• 査読や審査の過程で入手した他者の未公開情報を入力すること
• 特許出願前の発明や機密保持義務のある情報を入力すること
• 生成AIの利活用を意図的に隠蔽すること
• 機密情報、未公開データ、個人情報等を生成AIに入力すること
• 著作権その他の権利を侵害する形で生成AIを利用すること

5.利活用時の開示
 生成AIを利活用した場合、研究成果の性質に応じて、以下の事項を適切に記録し、必要に応じて開示することが望ましい。
• 使用した生成AIの名称
• 利活用した範囲および内容
• 利活用の目的および方法(概要)

 【記載例】
  本論文では、文章の校正および構成検討の補助として生成AIを利活用した。研究の設計、分析および結論は著者が主体的に実施した。

6.研究の信頼性の確保
 生成AIを利活用する場合は、次の事項に留意すること。
• 出力内容の妥当性を検証すること
• 出典および引用の管理を適切に行うこと
• 研究の再現性および検証可能性を確保すること

7.留意事項
(1)情報の不正確性
  生成AIは、誤情報や偏りを含む可能性があるため、信頼できる資料により確認を行うこと。

(2)情報セキュリティ
  機密情報、未公開研究データ、個人情報等を生成AIに入力してはならない。
  外部サービスの利用にあたっては、利用規約およびデータの取扱いを確認すること。

(3)知的財産・著作権
  生成AIの出力が既存の著作物と類似する可能性があるため、権利侵害とならないよう留意すること。
  共同研究や外部資金による研究においては、契約条件を遵守すること。

8.責任の所在
 生成AIを利活用した場合であっても、研究成果の内容およびその影響に関する最終的な責任は、研究者本人が負うものとする。

9.違反時の措置
 本ガイドラインに違反した場合は、研究不正として取り扱われることがあり、本学の関係規程に基づき必要な措置が講じられる。

10.附則
 本ガイドラインは、生成AI技術の進展および研究環境の変化に応じて、適宜見直しを行うものとする。