理事長・学長挨拶
本学は、千歳市の産学研究および地域活性化の拠点となることを目指し、1998年に千歳市が出資し民間の学校法人が運営する公設民営の私立大学として開学。産・学・官が一体となり、高い水準の研究を展開し、多様な分野で活躍する人材を数多く輩出してまいりました。2019年には「公立千歳科学技術大学」として新たな出発を果たし、地域に深く根付きながら未来へ挑戦する知の創造を担っております。
世界各国が目指している持続可能な社会の実現に欠かせない科学技術は、従来の枠にとらわれない発想にもとづく“新しい研究領域”の創生によるイノベーションから生まれて来るでしょう。そのためには社会貢献や新しい技術への挑戦に興味のある学生を、さまざまな要求に応え高度な研究を行う優れた人材へ育成することが大切です。本学での学修・研究では、社会をより豊かで安全・安心なものに進化させる先進的な複数の領域を行き来し、各領域間の異分野連携を促進することで、これまでにない課題を解決できる力を身につけることを目指します。優秀な人材の育成に向けた継続的な取り組みとして、才能のある国内外の教員を採用し、少人数制教育に磨きをかけ、個性や実力を伸ばすためのカリキュラムの充実に力を注いでいきます。また各科目のeラーニングシステムにAI(人工知能)を導入し、理解状況を判定しながら各学生が最適なコンテンツで学修を積み上げられる試みもすでに推進しております。
科学技術における新しいイノベーションが次々と生み出される大学として、その責務を担い、新しい研究に挑戦するエネルギーを持った未来をリードする人材を、ここから輩出していきます。
公立大学法人公立千歳科学技術大学
理事長・学長 宮 永 喜 一
経歴
北海道大学工学部電子工学科卒業、北海道大学大学院工学研究科 学位取得(博士)
専門分野は情報科学、情報通信ネットワーク、マルチメディア情報処理